ベンツABS故障修理

こんにちは!ケーズファクトリーの前田です。

 

今回もよくあるベンツの故障表示や頻度の多い故障について

お話しさせて頂きますので、最後までお付き合いくださいね!

 



ABS・BAS・ESP・タイヤ空気圧の故障表示

ベンツABS故障

メーターに突然現れる黄色い文字達!

一瞬何が起きたか判らなくなりますが、

この表示が出た場合の故障個所を詳しくご紹介します。

 

ABS・BAS・ESP・タイヤ空気圧は同じセンサーを使用している為、

1ヶ所の故障で4つの故障表示が出ます。

 

故障事例

ホイールスピードセンサーが故障

 

タイヤの回転を計測する、ホイールスピードセンサーが故障した場合、

ベンツ W221 S550の場合

  • 4つの故障表示が出る
  • スピードメーターが全開に振り切りる
  • カーナビが停車中でも進んで行く
  • ステアリング(ハンドル)が重くなる

ベンツ X164 GL550の場合

  • 4つの故障表示がでる
  • センターデフの過熱の表示もでる
  • ステアリング(ハンドル)が重くなる

低年式のベンツ車両

  • 3つ又は4つの故障表示が出る
  • ステアリングが重くなる

などなど

 

修理・対処方法

ホイールスピードセンサーを交換する事で改善します。

修理費用は1か所 3万円前後です。

4輪全部交換すると、単純に4倍です。

 

その他のセンサーが故障することも有るので、この後ご紹介します。

 

ステアリング・アングルセンサーが故障

 

このセンサーは、その名の通りステアリングの角度を計測しているものです。

 

直進時は、ステアリングはまっすぐになっていますので、0度という事になり

カーブや曲がり角などは、ハンドルを回すと切っただけの角度が計測されます。

 

故障の内容は、ハンドルがまっすぐなのに90度を示したり、

計測不可能だったりで、車の姿勢が計測できないために故障表示が出ます。

 

なぜハンドルの向きを計測するのか?

ABS・ESP・ABSなどは、緊急時に安全に走行又は停止する事が出来るように

運転の為の危険回避の補助装置です。

 

通常は、車がどの方向に向いているかを常に計測しています。

 

緊急時はその向きを計測して4輪のブレーキをそれぞれ異なる制御で

車がスピンしたりしないように、出来るだけ進行方向に向いて走行したり、

止まれるように制御しています。

 

その為に、ホイールスピードセンサーやステアリングアングルセンサーが有ります。

 

修理・対処方法

ステアリングを取り外し、ステアリングコラム内の

ステアリング・アングルセンサーの交換となります。

修理費用は車種にもよりますが、6~7万円前後です。

 

その他のセンサー

  • Gセンサー
  • 回転センサー
  • ブレーキオイルの圧力センサー
  • コントロールユニット
  • ブレーキランプスイッチ

ベンツは車のあちこちにセンサーが取り付けられています。

上記のセンサーやユニットも時々故障しますので、注意が必要です。



故障の診断方法

DAS-spsencer

故障診断にはメルセデスベンツ専用の故障診断機”DAS”が必要で、

故障内容から実測値をみて、故障なのかどうかを判断します。

勿論、当社工場にも完備しております。

 

昔の車のように、整備士の”経験と勘”だけでは、修理が不可能ですね!

 

バッテリー交換後の対処方法

メルセデスベンツは、バッテリーを交換すると

ESP・BAS・ABSの表示が消えなくなる事が良くあります。

 

その場合、エンジンを掛けてハンドルを右に目いっぱい

左に目いっぱい切り、その後センターに戻すと表示がリセットされて

故障表示が消えます。消えない場合は何度かトライしてみてください。

 

ケーズファクトリーに相談する

上記の故障が発生した場合は、ブレーキトラブルとなりますので

安全に走行する事が出来ないために、早期の修理が必要となります。

 

焦ることはありませんが、ゆっくり走行すれば修理工場まで自走で

搬入する事が出来ます。

 

もし、自走が怖いと感じた場合は、自動車保険のロードサービスや

JAFさんにレッカーで運んでもらいましょう!

 

ケーズファクトリーにご相談の場合は、下記バナーリンクからお問い合わせください。

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車種・年式・車体番号が判れば記入して頂いた方がスムーズにご対応が出来ます。

お電話でもご対応が可能です。

045-308-6570

 


それでは、次のブログをお楽しみに!!

 

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