こんにちは!前田です。
メルセデスベンツの故障修理ですが、修理費用が高額なために
ベンツのオーナーさんは出費が嵩んで大変ですよね。
今回は、もしかしたらメーカーのリコールで修理が出来るかも?
というところをご説明させて頂きます。
最後まで宜しくお願いします。
リコール修理とは
設計や製造段階を原因とする不具合が特定の自動車(オートバイを含む)および原動機付自転車に発見され、その不具合により保安基準に不適合となる場合、道路運送車両法第63条の3に基づき、メーカーや輸入業者が国土交通大臣へその旨をあらかじめ届け出て、該当する製品を無料で修理をする制度のことである。
引用元: ウィキペディア
つまり、設計ミスや材料の不具合、製造工程でのミスなどで、
使用されている部品に、重大な欠陥があった場合は、無料で
修理しますよ~ って事ですね。
2019年のリコール届出
では2019年にどのようなリコールが届出られているのか
2~3取り上げてみましょう
Cクラス/Eクラス/SLK カムシャフトアジャスタに関する対策
1.改善措置区分
種別 :リコール
対策番号:外-2872
2.不具合の内容
ガソリンエンジンの油圧カムシャフトアジャスタにおいて、ロック機構の材質が不適切なため、耐久性が不足しています。そのため、当該ロック機構が摩耗しエンジン始動時に異音が発生して、最悪の場合、エンジン警告灯(MIL)が点灯して触媒加熱制御を停止させることで、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがあります。3.改善の内容
全車両、油圧カムシャフトアジャスタを対策品と交換します。引用元: メルセデス・ベンツ日本公式サイト
コチラの内容としては、エンジン内のカムシャフトスプロケットに不具合があり
エンジン始動時に掛かりが悪くなり、エンジンが掛かったと同時にガラガラ音が
発生する故障です。
通常の修理を行うと、部品工賃で30万円近く修理費用が掛かります。
Cクラス 電動パワーステアリングに関する対策
1.改善措置区分
種別 :リコール
対策番号:外-2956
2.不具合の内容
電動パワーステアリングにおいて、ステアリングラックのロックナットの製造機器管理が不適切なため、内部亀裂が生じているものがあります。そのため、当該ロックナットが破損し、最悪の場合、ステアリングラックの摺動が妨げられることで操舵不能になるおそれがあります。3.改善の内容
全車両、電動パワーステアリングの製造番号を確認し、該当部品が取り付けられている場合は良品と交換します。引用元: メルセデス・ベンツ日本公式サイト
こちらは、電動パワーステアリングの部品の破損による故障が
発生する可能性があると言う事で、リコールとなっています。
走行中にハンドルが効かなくなっては危険ですので、
対象のお車をお持ちのユーザーさんは早めに
修理してもらったほうが良いですね!
エンジンコントロールユニットのソフトウエアに関する対策
Aクラス/Bクラス/CLA/Cクラス/Eクラス/Sクラス/CL/CLS/GLK/Mクラス/GL/Gクラス/Rクラス/SLK/SL
1.改善措置区分
種別 :リコール
対策番号:外-2834
2.不具合の内容
車載式故障診断装置において、エンジンコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、トランスミッションの特定不具合に関して、不具合が生じていないにも係わらずメーターパネル内のエンジン警告灯が点灯するものがあります。そのため、保安基準第31条(排気ガスの基準)に適合しないおそれがあります。3.改善の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。引用元: メルセデス・ベンツ日本公式サイト
エンジンコンピューターのプログラムに不備があったようです。
エンジン警告灯が点灯するだけならば良いのですが、
エンジンが掛からなくなったりしたら大変ですね!
その他に、エアバック関連や窓枠の固定が完璧でないとか、
ルーフスポイラーが外れてしまうなどのリコールも出ています。
リコール対象車かどうか調べる方法
ご自分の愛車がリコール対象になっているのか心配ですよね!
そこで、リコール対象になっているのか簡単に調べる方法を
こちらで記載しておきますので、お時間がある時に
調べてみてはいかがでしょうか?
1 車体番号を入力 (ハイフンがある場合はハイフン無しで記入する
2 検索ボタンをクリック
赤い囲み部分にリコールのタイトルが記載されてると
リコール対象車となります。
リコール対象車でない場合や完了している車は、
入力された車台番号のお車は改善措置(リコール等)の対象車両ではありません。
と表示されます。
リコール対象車となった場合
なるべく早い段階で、ディーラーに連絡後、修理してもらう事を
お勧めします。
すでに実費で修理してしまったという方は、
残念ですが、修理費用は戻ってきません。
メーカーがリコールの修理が必要と判断した部分は、
重要保安部品と言って、安全上に問題がある故障を引き起こす
可能性があると言う事で、国土交通省の国土交通大臣に
届け出るものです。
もちろん、車検も不合格になりますね!
そのまま放置していると、重大な事故を起こしてしまう可能性が
有りますので、早急に修理してもらいましょう!!
当店では、リコールの受付は出来ませんので、
お近くのベンツディーラーにご相談ください!!
修理費用は申請すれば戻ってくるかもですね。